なんとかなる!

粘り強さが肝心

笑顔をやめない

 

4人のKAT-TUN、最後のMステ。

 

夢を売る仕事。アイドル。偶像。

彼らを追いながら、こんなにも痛みが伴うなんて誰が想像しただろう。

 

最近読んだ評論本の様な物に、面白いなと思うことが書いてありました。「恋愛とは何か?」という章で「片思いの恋愛をやめよう」というものがあります。

片思いの恋愛は非効率であり、必要以上に相手のことが素敵に思えてしまう。不等号で表すと、”片思いの相手の魅力>あなたの魅力”となる。

これは相思相愛になるための恋愛学なので片思いを”やめよう”となっていますが、アイドルとファンの関係も、この片思いに近いんじゃないかと思います。好きになるのは一瞬。そこから、知れば知るほど好きになる。必要以上に相手のことが素敵に思えてしまう。一つの事柄からでも美化しようと思えばいくらでも出来る。

 

よくSexy Zone中島健人氏が、ファンは彼女、コンサートはデートといいますが、私はそれを笑っていました。デートを申し込んでも返金されて断られることもある。行けたって、名前も呼ばれないし手もつながない。てか、何股だよ!!とんだ彼氏だな!って。(まあ、ファンサもらえたら飛び上がって喜びますけど。笑)

だけど、いざ…田口くんがいなくなることを思うと、彼氏と別れるような気分だった。サヨナラしたら会わないし電話もしない。本当だったんだね。まだすぐには笑えないし、しょうがないなんて思える日がくるのかな…なんて。

 

まぁ、彼氏いたこと無いんですけどねw

 

そんな風に想いながら過ごしていたこの数ヶ月間。

めったに泣かないと豪語していた自担が、まさかカメラの前で、パフォーマンス中に泣くなんて。『君のユメ 僕のユメ』で離脱していく田口くんがただただ信じられなくて。分かっていたはずのことなのに、細い壁と壁の間を通り抜けて出てきた3人に戸惑いしかなくて。

亀ちゃんは…やぱり強いな…というか。。やっぱり亀梨和也を全うしていて、あくまで笑顔で、ここで泣くわけいかねぇよって言ってるみたいに感じた。亀ちゃんらしいかな…。

 

「もしも神様がいて 過去を変えられるとして ”なにも変えませんよ”って言える日々にしたいんだ」

確かに、笑っている未来にしたいと願うけれど、無かったことにはしたくない。傷つくたびに輝きを増すKAT-TUNと言ったけれど、もうこれ以上傷ついてほしくないというのが本音だし、これ以上大好きな人が悲しむ姿を見るのも辛い。彼らがあえて茨の道を進んでいるような気がして、俯いてしまう私がいる。この歌詞を受け止めるには、まだ時間がかかりそうです。

 

「いつだって君を一人ぼっちにはさせないと誓う」

田口くんを弟のように想う兄心の上田くんは、この歌詞から田口くんのことを思い浮かべてしまうんじゃないかって勝手に想像してたら、急にカメラに背を向けて。

涙をぬぐう仕草をしたとき、本当に田口くんがいなくなるんだと思い知らされた。

でも、男泣きする上田くんの姿を見てなんだかほっとした自分もいて。タメ旅なんか見てると、田口くんが脱退することを笑いにしていて、まぁ笑いに昇華しないとやっていけないけれど、本当はやっぱり繊細で、強がってた部分があるんじゃないかな。誰よりも田口くんを守ってあげたかったんじゃないかなと思う。

 

そして、最後まで笑顔をやめなかった田口くん。偉かったと思います。

『Real Face』で上田くんに肩を抱かれて、それがほどかれて離脱するの、辛かったよね。発表するまでの日々、発表してからの日々、たくさんの葛藤があったと思います。それでも、絶対に笑顔をやめないでいてくれて、ありがとう。最後までKAT-TUNでい続けようとする田口くんはかっこよかったよ。もう、KAT-TUNとしての歩みは進められないけれど、これからは田口淳之介という一人の男としての人生を歩み、幸せになってほしいです。

 

 

 そして、 

KAT-TUN 充電だよね? …放電するなよ!

 

10Ks!ライブには私は行けませんが、最高のライブになることを祈っています。