なんとかなる!

粘り強さが肝心

Color of Life@東京芸術劇場

 先日、「Color of Life」という舞台を観てきました。

 

coloroflife-musical.com

 

 鈴木勝吾くんとはねゆりちゃんの二人舞台*1で、ステージの上には二人と(ほとんど)イスしかないんです。真っ白なステージに真っ白な衣装。二人の手によって少しずつ彩られていくステージとストーリーに、私の知らない世界が広がっていてとても楽しかったです!

 東京芸術劇場のシアターイーストで前から6番目の席だったんですが、すごく近くて表情もはっきり見えました。一つ言うなら、はじめ二人が寝っ転がって始まるのですが、座席の角度の都合で、前の人たちの頭で何にも見えなかった…。私自身、幕がないステージは初めてだったので、いきなり始まったのに驚き、しかもこんなに近くの席で舞台を観たのも初めてだったので、いろんなことを考えながら観てしまいました。

 何か舞台を見に行きたいなと唐突に思い立ち、あらすじを読んで興味を持って、いく前日に問い合わせをしてチケットを手に入れて観に行きました。時間の都合の良いNew Castの公演を選んだので、2人のことも全く知らずに行きました。だけど、勝吾くんは、歌うことが大好きなんだろうなって伝わってきて、歌ってる姿を見るとこっちも自然と笑顔になっていました。歌い終わったあとの拍手も、勝吾くんのファンの方が多かったのかな、すごくあったかい拍手でした。はねゆりちゃんは、難しい役で、私のイメージしていたはねゆりちゃんの可愛らしい感じとのギャップにまず驚いて。でも、コロコロと表情の変わるレイチェルを懸命に生きていて、私も気がついたらレイチェルの虜でした。はねゆりちゃん演じるレイチェルが本当に”セクシー”に見えてきて、ママとスカイプしながら揺れる乙女がとにかく可愛い。

 そして、やっぱり舞台はナマモノなんだなと感じました。今までいくつかミュージカルを観てきたけれど、その時には自分が観るのに一生懸命で、あまり感じることがありませんでした。きっとお客さんの反応も公演毎に違うし、笑うところや楽しく見るところ、シリアスな場面や悲しくなるところで、会場全体の空気ががらっと変わってしまう。実際にその場で観ないと分からないことがたくさんあって、とてもいい刺激になりました。

 パンフレットでFirst Castの上口さんが「普段の(大人数の)舞台だと8時間あっても、実際に自分が稽古している時間は2,3時間だけど、今回は本当に8時間丸々、2人で稽古し続けた。」と話していましたが、本当に2人が出ずっぱりで、セットも自分たちで出したりしまったりするんです。幕もない、2人しかいない中で、時間の経過や場面の移り変わりをこんな風に表現していくんだ、と演出にも感心しました。

 

 ジャニーズとは関係の無い舞台を見に行きたいと思ったのは初めてでしたが、もっといろんな舞台を観てみたい!First Castの公演も観てみたかったし*2、また舞台によって違った演出もあるだろうから、その違いを見比べてみたい。趣味は?って聞かれて、「舞台鑑賞です」って答えたい。そんな風に思わせてくれた舞台でした。

*1:First Castが上口耕平さんとAKANE LIVさん、New Castが鈴木勝吾さんとはねゆりさんの、ダブルキャストの様な形

*2:3月31日までやってます!